先月、武道の世界から農家に転身された、なんとも魅力的な人物に会ってきました。
転身というよりは、武道の精神のもとに農業をやっているというほうが正しいのですが、
また詳しい話は「新規就農者宣言」を読んでみて下さい。
さてさて、生徒がいないパラダイスの夏休みも終わり (といっても毎日出勤はする)、
9月から子どもたちを追いかけ回す日々が戻ってくるので、ボケた身体と増えた体重を
何とかせねばと思う夏の終わりです。
私が夏休みに太った原因、それは生徒を追いかけ回す必要がなかったこともありますが、
実は一番の原因は「かぼちゃ」なのです。
8月からカボチャスイーツ作りにハマり、ほぼ毎日、シフォンケーキにプリン、スフレに
タルトと作りまくりました。
クックパッドを見ると、カボチャプリンだけでも10種類以上載っている。「おいしい」
とか「自慢」とか「簡単」とかどれにも書いてあるし、どのレシピにするか非常に悩む。
実際に作ってみると、「イマイチやないか」「味覚おかしいんちゃうか」と思うものもあり、
納得いかぬ味だと、「おいしいカボチャスイーツを食べて幸せになりたかったのに!!」と
気持ちが満たされないだけでなく、「時間と期待感と手間を返せよ」と腹が立つので、
再度やり直し突入。おいしいレシピに出会うまで作り続けてしまい、毎日ケーキが
いくつも出来ていくわけです。
当然、スイーツ男子の息子も「もういらん。カボチャ見たくない。ていうか、アンタ異常」
と言い、娘も 「スイーツの数に反比例して夕食が貧相になってるし。他のことを放りっ
ぱなしにしてハマったことばっかり気が済むまでやり続ける性格直さな周りが迷惑やわ。
(文句は言うが全部食べる)。」という反応です。
友人は、「他に幸せがないからその虚無感をカボチャで埋めようとしてるんちゃうか。
寂しさの裏返しやで、ヤバいで、アンタ」とカボチャケーキを頬張りながら勝手なことを
言うとりますが、フン! 何とでも言え!! つかの間の幸せでもないよりマシ。
1ヶ月でデカいカボチャを20玉以上買ってあれこれ作ってるもんだから、汚い話ですが、
もはや便もカボチャ色、それを見てまた「わ~い、私 ビタミンちゃんと摂れてる~ぅ」と
安心する。
ともかく私にはいまだカボチャ制覇感や、やり
城野きった感がないので、家には常にカボチャが
4~5個は転がっております。
残り2個とかになると不安になり買いに走る。常に4個はないと落ち着かない。残1個とかに
なろうものなら、もう何をおいてもの優先事項、車飛ばして道の駅回り。
こういう症状を「強迫神経症」というそうで、将来 鬱病になる可能性大なんですと。
わかる気がするわぁ…。
おいしいレシピに出会っても、2回目もおいしくできる訳ではなく、味はカボチャの水分や
甘さに左右される部分が大きい。 これも攻略感が掻き立てられる理由なんだよね。今や、
カボチャを切っただけで水分が多いか甘いか味の想像がつくようになりました。
てなわけで、本日の夕食はカボチャサラダとカボチャグラタン。息子が「肉食わせろ!!」
と叫んでおりますが、まだまだカボチャ熱病真っ最中、カボチャまみれ生活は続くので
あります…。